慈光院

2005年7月28日の暑い日、奈良の慈光院へ寄った。
久し振りに訪れたのだが 入り口からの参道、茨木門と何も変わっていなかった。
広縁にゆっくり座って お茶をいただいくのもいつもと同じ。
ただ、広縁から見下ろす大和の借景は 見るも無残な変わりようだった。
初めてここを訪れたのは学生の頃で、丸山澄江さんに連れられて法輪寺の飛鳥時代の観音を案内して
いただいたあと ここへつれて来てもらった。
慈光院も、この観音も志賀直哉さんがお好きで よく来ておられたと、住職が言っておられた。
澄江さんは茶人でもあったので 片桐石州のお茶のことも詳しく教えてくださった。
それ以来 ときどき訪れる場所となった。

一之門 茨木門 茨木門
書院-上の間 書院 襖のもよう
茶室(三畳) 茶室(二畳台目)-茶道口から 茶室(二畳台目)-躙り口から 茶室(二畳台目)-茶道口から
手水鉢・つくばい」:「独坐」


2011年9月13日の仲秋の名月は慈光院の観月茶会で楽しむことにしました。
しかし、月は厚い雲に隠れていて、なかなか顔を出しません。
どうにか、雲間から仲秋の名月を拝めました。お茶も美味しくいただきました。
いつもながら、庭から続くならの借景は好いものでした。

茨木門に続く道 左に曲がると茨木門 茨木門


当日の掛け軸 お供え 風炉釜など なつめ 茶しゃく 



inserted by FC2 system